isams2019国際学会inソウル リポート

ソウル鍼灸国際学会(ISAMS)に出席して

長野康司

 2019年10月5,6日、ソウルでisams(国際科学鍼灸経絡シンポジウム)に出席すべく、筆者と森實先生がソウルに乗り込んだ。二人とも韓国の鍼灸事情はあまり知らない、しかし興味深々だった。この学会は2011年にスタートして1回目の国際学会をアメリカで開催し、日本でも(昭和大学が中心になって)2014年に全日本鍼灸学会と共催で開いており、今回が8回目。主に大学の研究者や医師が基礎医学的な発表をしていた。

 この学会に出て驚いたことは、発表者の公用語は英語だが、韓国の韓医師や大学関係者も大半が英語で発表し、質疑応答の議論も英語でやり取りしている。これには二人とも衝撃だった。日本の鍼灸大学の研究者や鍼灸師がこのような国際学会で果たして英語で議論できるだろうかと考えると、おそらく一握りに人たちだけだろうかと思われる。運営も同時通訳が発表毎についていた。

 韓国も昔は鍼灸師制度があった。しかし、教育改革で1962年にこの制度を廃止して、医師(西洋医)と韓医師を医学部の中で同列に位置付けた。丁度、中国の西医と中医のように。それから半世紀経っているわけで、彼ら韓医師は鍼灸、湯液(韓薬)などの専門家になっている。日本との差を感じざるを得ない。韓医師の治療は鍼灸に特化した人、両方を実践する医師や美容鍼灸もやっている人もいる。そういう中で長野式治療が招聘を受けた。彼らの中に迎え入れられたのは嬉しい限りだ。

 私たちの長野式理論はしっかりとした根拠があり、何も臆することはない。韓国の地でも十分、通用するし、少しずつ拡がって行くものと確信している。